Hとのこと。③ | 同棲までの永い道程

Hとのこと。③

①と②はこちらをご覧下さい。

Hとのこと。①
Hとのこと。②



12月の始めのある日、
事件は起こった。


友達のCから聞いた話。


「Hに彼女がいるって聞いたんだけど…」


Cからの情報だと、
なんとCの友達のM(私も知っている)の
友達の友達が、Hと付き合っているとの事。

さすが狭い新潟の繁華街。
こんな情報、すぐに飛んでくる。


そういえば…と思いあたるふしはいくつもあった。
最近家に来てくれない事。
仲間の彼女から借りたという車の事…。



私はすぐにHに聞いた。
そしたらHの言葉は…

「オマエはそんな噂と
俺のどっちを信じるんだよ」



もちろんアナタを信じます。
考えなくても、それが私の答え。
だけど疑ってしまうのも本音…。


またしても大喧嘩。
違うと何度言われても
私の気持ちは治まらなかった。


とある日曜日、
私はHの働くダイニングバーで

暴れました。

ワイン4本空けたなんて、
最初で最後だよ。


そんな感じで、私は言いたい事言いまくりました。
そのダイニングバーの常連だったので、
他の常連客とも顔見知りで、皆に
「カオリンどうしたの!?」
と言われまくりましたね(;´∀`)

そして私はCに電話して、
お迎えに来てもらう。笑

CもHに聞いてくれた。
「だから本当に、
何の事だかわかんねぇんだよ!!
じゃー言ってた奴らここに連れてこいよ」

「じゃー、本当に本当なんだね」



私はHを信じた。
Hが違うっていうんだから、違うんだ。
きっと忙しくなくなれば
また家に来てくれる。
そう信じた…。